革と響きが生みだすチカラ
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閉じない名刺入れ。
2009年12月06日 (日) 19:46 * 編集
meisi12161.jpg
いつもお世話になっているお客様からのご相談です。
2年程前、あるショップで買った名刺入れが中々折りぐせが付かず、きれいに閉じないとの事。
これに固定するベルトを付けて欲しいとの事でした。

うちの商品とはテイストが違いますが、見てすぐに症状が分かったのでベルトではなく私が調整しました。
これ、私も通った道ですがこの手の商品にありがちな事です。
素材は外装がヘアカーフで内装がタンニンなめし革です。

原因は開いた状態で設計、張り合わせをしているからなんです。
なぜ、開いたままで作るのでしょうか?
それは、その方が作業しやすいからだと思います。
ベースの型も1つ減ります。
革はある程度馴染みますが、さすがにこのレベルでは難しいと思います。
いただいた名刺を乗せられないですね。

meisi12162.jpg
縫製を外し、表面を張り直すと約2.5mmの誤差が出てきます。
この2.5mmがストレスになってたんですね。
この状態ではみ出た部分をカットします。


SDIM0623.jpg
そして縫製し直して、ヘリを磨いて完成です。
カットした部分が丁度ミシン穴の部分だったので、ヘリに凸凹が残るのが残念ポイント。
こういう感じで作った方が、より使う方にとって良いと思います。


20091206.jpg

ご好評をいただいております、レザーショートストールのフリンジをアレンジした商品のお渡しもしました。
グリーンのフリンジをドイツシュリンクのグリーンに変更してあります。
ちょっと色味が違うのがアクセントになっていて良いと思います。






yubi.jpg
先日痛めた腰はだいぶ良くなりました。
お見舞いやアドバイスありがとうございます!
その2日後、裁断機で指を裁断しかけました。
ちなみにセットしてあったのが8mm幅。
3mm幅なら確実に爪が潰れてたかも。
コワーー。

でも切った時、全然痛くありませんでした。
裁断機の刃の状態は良い様です(笑)
いつもは座って作業するんですが、この日は発送ギリギリでもしかしたら間に合うかもと、急いだため立って作業してしまいました。

「革は切っても指切るな」



Comment
先程はありがとうございました!

名刺入れがまた息を吹き込まれていく過程が
手に取るようによく分かりました。
名刺入れもこれでまたお役目を全うできますね。

指は写真で見るととっても痛そうですね。
ケガではないですが私も作業中にコテで
よく前髪を焦がしてます…。
2009/12/06(日) 21:25:09 * URL * yumi #7UwgsG/w[編集]
・これは
zukaさんを知る前より知っている子(アーティスト、画家)なんですが。
自分の世界観を追求している画家さんの作品なんですね。

素晴らしい、インパクトのある作品をTシャツ、パーカーなんかにプリントしてた頃は良かったんですけど、財布、革ベルト、キャスケット(帽子)なんかに商品展開を広げた時に、絡みで購入したものです。

多分、自分の生み出す作品をより大きく、ってパッションで、絶対的な自信があったのじゃないかな?

外部にはイメージのみしか言わないので、こんな名刺入れができたと思います。

いずれにしても、地に足が付いているzukaさんの生むものにはかなわないです。

地に足を外し、浮いた状態でより大きな世界を覗く人は、一番小さなもので、簡単につまづきます。

良い音のアンプもそう。良いパーツがあってこその最良の音質。

設計のマジックとか、魔法みたいなものは、地に足がつかない。

最近入れたアンプで、今まで聞き漏らしていたアーティストの息づかいまでも聴こえるんですよ。
2009/12/06(日) 22:19:09 * URL * marumaru #Nuc7B5tA[編集]
・>yumiさん
こちらこそありがとうございました。
折れ曲がる頂点の部分は縫製の時に注意が必要ですが、そんなに難しい事ではないと思います。

刃物や熱を取り扱う仕事は怪我をする事もありますね。
「注意一秒怪我一生」
お互い気をつけましょう!
2009/12/06(日) 22:55:11 * URL * zuka #N531cWSs[編集]
・>marumaruさん
2年経ったら、きっとこの作者の方もクリアしてると思いますよ。
デザインや奇抜さも大事ですが、使うモノとして使いやすく出来る所はした方が良いと思いますし、もししないのなら、相手を圧倒するエネルギーが入っていないと評価されにくいと思います。
自分にも言い聞かせておきます。
2009/12/06(日) 22:59:29 * URL * zuka #N531cWSs[編集]
こんにちは!
こちらに初めて書き込みします。

名刺入れの話、かなり興味深く拝見しました。
やはり、これを依頼されて実際に修理をされるのが、zukaさんならではだと私は思います。

基本的に、自分の所の商品じゃないと修理しないと言われる事だとか、修理を引き受けて頂いても、思いがけない修理での上がりとかは多々見受けられます。

新しい息吹が吹き込まれて、生き返った名刺入れもですが、持ち主の方もとても嬉しいでしょうね。
今まで以上に愛がもてると思います。
私も感動しました。

手、お大事になさって下さい。
zukaさんの手は魔法の手ですよ!

2009/12/09(水) 16:17:24 * URL * tomoe #-[編集]
・>tomoeさん
うちも自分が作った物意外の修理は積極的ではないですが、出来そうなのはお受けしてます。
外側の部分でも、その作ったときの行程まで戻らないとキレイに仕上がらないので、その辺はお客様の予算にもよりますね。
使った物の縫製を外して分解するのは、長く使っていればいる程、ダメ-ジもあり難しいですね。
新品を作るより神経つかいます。

「魔法の手」、ありがとうございます!
2009/12/09(水) 19:58:27 * URL * zuka #N531cWSs[編集]

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